新潟市で住宅のリフォームを検討しているなら、リフォームローンの利用は欠かせません。費用を全額自己負担できれば問題ありませんが、なかなか難しいのが現状です。
そのため、リフォームローンを活用して理想のリフォームを実現する必要があります。ただし、リフォームローンは審査や借入の流れが住宅ローンと異なるため、利用する前にしっかりチェックしておきたいところです。
そこで今回は、リフォームローンの概要や住宅ローンとの違いなどについて詳しく解説します。新潟市で利用できるリフォームローンも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
リフォームローンとは
リフォームローンとは、経年劣化や老朽化が著しい住宅のリフォームに利用できるローンです。リフォームの費用は50万円~300万円が平均的な相場ですが、大規模な工事になるとマンションで700万円~1,000万円、戸建て住宅では1,000万円~1,500万円ほどかかることもあります。
このような金額を自己資金で用意するのは困難なので、リフォームローンを活用してリフォームを行なうことになります。
リフォームローンと住宅ローンの違い
住宅ローンは家の新築や購入時に利用できるローンです。リフォームローンは、新築物件の購入に利用できません。そのため、両ローンの用途は大きく異なると考えてください。
借入金額の上限や金利も大きく異なります。
リフォームローン | 住宅ローン | |
---|---|---|
借入限度額 | 上限1,000万円 | 上限1億円 |
返済期間 | 最長15年 | 最長35年 |
金利 | 2.0%から4.0% | 0.5%〜2.0% |
※数値は大まかな目安
リフォームローンの審査基準
審査基準の詳細を公開している金融機関はありませんが、下記のような項目は必ず審査されるので、事前に確認しておきたいところです。
・年齢
・年収
・勤務先
・雇用形態
・勤続年数
・返済負担率
・他社借入件数
・借入総額
・家族構成
など
たとえば、返済完了時の年齢が高すぎたり、雇用形態が非正規だったりする場合は、それだけで不利になる恐れがあります。
なお、過去に延滞や債務整理などの金融事故を起こしている人は、ほぼ間違いなく審査に通らないと思った方がいいでしょう。自己破産などの記録は「信用情報機関」に登録されているため、虚偽の申告をしても必ず発覚します。
遅延や延滞はクレジットカードや消費者金融からの借入れだけではなく、電話料金と合算して支払っている携帯本体の分割料金も対象です。いずれにしても、携帯料金の支払いを遅延・延滞した経験のある人は、それが原因でリフォームローンを借りられないことがあります。
新潟市で利用できるリフォームローン
新潟市では、下記のようなリフォームローンを利用できます。
JAバンク新潟「とくとくプラン」
住宅のリフォームや太陽光発電システムの導入など、幅広い用途に使えるローンです。金利のプランは、下記の4種類から選べます。
・変動金利
・3年固定金利
・5年固定金利
・10年固定金利
利用対象者や融資の上限額は、保証機関によって下記のように異なります。
保証機関 | 新潟県農業信用基金協会 | 協同住宅ローン(株) | 三菱UFJニコス(株) |
---|---|---|---|
対象者 | ・借入時年齢:満20歳以上66歳未満 ・最終償還時年齢:満80歳未満 ・前年度税込年収:150万円以上 ・勤続年数:1年以上 ・借入期間が10年を超える場合は、団体信用生命共済に加入できる方 ・その他JA所定の条件を満たしている方 |
・借入時年齢:満20歳以上66歳未満 ・最終償還時年齢:満80歳未満 ・前年度税込年収:150万円以上 ・その他JA所定の条件を満たしている方 |
・借入時年齢:満20歳以上75歳未満 ・最終償還時年齢:満80歳未満 ・継続して安定した収入のある方 ・その他JA所定の条件を満たしている方 |
融資金額 | 10万円以上1,000万円以内 | 10万円以上1,500万円以内 | 10万円以上1,500万円以内 |
融資期間 | 1年以上15年以内 | 6か月以上15年以内 | 1年以上15年以内 |
詳しくはJAバンク新潟の公式ページをご覧ください。
新潟しんきん「新リビング・リフォームローン」
家具やインテリアの購入から増改築まで、無担保・保証人なしで利用できるローンです。融資限度額は1万円以上1,000万円以内で、融資期間は3か月以上15年以内となっています。金利は変動金利制です。
詳しくは新潟しんきんの公式ページをご覧ください。
リフォームローン借入れまでの流れ
リフォームローンには、「無担保型」と「担保型(有担保型)」の2種類があります。借入れまでの流れを種類別に見ていきましょう。
無担保型リフォームローン借入れの流れ
無担保型はローンを組む際に担保を必要としません。そのため、借入の限度額が低く、金利は高くなる傾向にあります。
ただし、担保型に比べると審査は早く、原則として保証人は不要です。必要書類も担保型に比べると多くありません。
無担保型リフォームローン借入れの流れは、下記のとおりです。
1.仮審査申込み
2.審査結果の連絡
3.正式申込み
4.融資
担保型リフォームローン借入れの流れ
リフォームする住宅を担保にして融資を受ける方法です。通常の住宅ローンと仕組みは似ていますが、借入金額の上限が高く、返済期間が長いという特徴があります。金利も比較的低めです。
無担保型リフォームローン借入れの流れは、下記のようになります。
1.借入れ相談
2.仮審査申込み
3.審査結果の報告
4.正式な申込み
5.本審査
6.契約
リフォームローンのメリット
リフォームローン最大のメリットは審査基準の低さでしょう。住宅ローンの借入れでも審査は行われますが、審査基準は大きく異なります。
たとえば、リフォームローンは年収200万円~300万円以上、勤続年数1年~2年以上であれば、ほぼ問題がなく審査に通過します。完済時の年齢は80歳以下であれば問題ないでしょう。
ただし、自営業の場合は「継続した事業収入が2年以上ある」といった条件が加えられることもあるので注意が必要です。金融機関によっては、自営業者のリフォームローン申込みを受け付けていないこともあります。
担保型のリフォームローンを利用すれば「担保不要」というメリットがあります。用意すべき書類も少なめで、融資までの時間もスピーディーです。
リフォームローンのデメリット
リフォームローン最大のデメリットは金利の高さでしょう。住宅ローンの金利水準は変動金利で0.5%前後ですが、リフォームローンの金利は最低でも2%~4%になります。
また、住宅ローンに比べると、借入れ金額の上限は低めです。大規模なリフォームを検討している場合は、資金不足になる可能性もあるでしょう。
返済期間の短さも、リフォームローンのデメリットです。住宅ローンの返済期間は最長で35年 ですが、リフォームローンは 5年~10年になります。返済期間が短ければ毎月の返済額が高くなるため、家計に大きな負担が生じるかもしれません。
まとめ
新潟市で利用できるリフォームローンはあります。少ない資金でもリフォームができる便利な制度ですが、金利や融資限度額、返済期間などをチェックしたうえで、自分に最適な商品に申し込むようにしましょう。
メリットやデメリット、住宅ローンとの違いなども確認しておけば、より安心してリフォームローンを利用することができます。
当社では、私自身の長年この建築業界で培った知識や経験を活かし、お客様のご要望に合わせた最適な工事のご提案や施工を行っております。
昔ながらの施工から今どきの施工まで、幅広い工事に柔軟にご対応可能でございますので、ご安心してお任せください。
さまざまな現場での経験と、受け継がれた知識を活かし、お客様が快適で楽しいお住まいで暮らせるようなご提案をさせていただきます。
リフォーム工事や新築工事をお考えのお客様は、ぜひ理想の形を当社にお聞かせくださいませ。